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コインパーキングと月極の違いとは?監視カメラ式の仕組みと不正出庫のリスク
一見すると月極に見えるコインパーキングとは
近年ではロック板のない「ロックレス式コインパーキング」が増えています。これが月極駐車場に見えてしまう主な理由は次の通りです。
- ロック板がないため、普通の駐車スペースに見える
- 車が長時間停まっていて動きがない
- 料金表示や看板が小さく、目立たない
- 柵やゲートがなく開放的な作りになっている
私が利用した場所も、最初は月極かと勘違いしましたが、よく見ると料金表や監視カメラ、精算機が設置されていました。
監視カメラ式コインパーキング(ロックレス式)の仕組み
ロックレス式は監視カメラが車のナンバーを読み取って入出庫を管理しています。一般的な流れは以下の通りです。
- 入庫時にカメラがナンバープレートを自動記録
- 出庫前に精算機で自車のナンバーを入力し、料金を支払う
- 支払いが完了したらそのまま出庫できる(ゲートなし)
非常にスムーズですが、ロック板がないため「支払わずに出庫できてしまう」という構造上の弱点もあります。
お金を払わずに出るとどうなる?不正出庫のリスク
「ゲートもロックもないなら、お金を払わずに出ても大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、それは危険です。以下のような対応がとられます。
- 不正出庫としてナンバーが記録される
- ブラックリスト登録され、同系列の駐車場が利用できなくなる
- 悪質な場合は警察に通報、詐欺罪に発展することも
監視カメラ式のコインパーキングは、見た目は無人販売のようでもしっかりとナンバーを記録・管理しているので、“逃げ得”は通用しません。
ハイブリッド型の駐車場にも注意
中には「月極契約車と時間貸しが混在している駐車場」も存在します。例えば「1番〜5番は月極、6番〜10番は時間貸し」といった形式です。
間違えて契約者用スペースに停めると、トラブルやクレームの原因になるため、事前に看板や区画番号をしっかり確認しましょう。
まとめ|コインパーキング利用時は確認を忘れずに
監視カメラ式コインパーキングは便利でスムーズな反面、誤解しやすい部分もあります。
以下のポイントを押さえておけば安心です。
- 料金表や看板の有無を確認する
- 監視カメラの表示や精算機の有無を見る
- 区画番号と用途(時間貸し or 月極)を確認する
正しく使えばとても便利な仕組みです。これからも安心して利用するために、ちょっとした確認を忘れずにしましょう。