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キレイにするがゴールではない
整理・整頓について多くの人が誤解していることがあります。
見た目をキレイに置くことが『整理・整頓』だと思っているのです。
でも、それでは何の為の『整理・整頓』かわかりません。
ただ並べ直しただけでは、
キレイに『整列』したにすぎません。
例えば
本棚を整理・整頓するときに
本の大きさごとにそろえて収納する。
あるいは、書類の入ったファイルを
大きさや色別にそろえて並べる。
一見キレイに並んでいるので、
多くの人はそここで満足してしまいます。
しかし、
いらないものを捨てずに場所を移動させただけでは
トヨタでは『整理・整頓』とはいいません。
整理・整頓を『身の回りをキレイにすること』と考えていないでしょうか。
トヨタの整理・整頓は『キレイにする』がゴールではありません。
トヨタにおける整理・整頓の定義はシンプルです。
【整理】
「いるもの」と「いらないもの」を分け「いらないもの」は捨てる
【整頓】
「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」取り出せる状態にする
たったこれだけのことですが、
トヨタの整理・整頓の神髄が
この2行に凝縮されています。
現在あるものを並べなおしたり、見栄え良く収納するだけでは
見た目がキレイになるだけです。
まわりから「キレイですね」と言われるかもしれませんが、
仕事の成果は向上しないでしょう。
本当に「いるもの」だけを残して
それを「必要なとき」に効率的に使う。
それができて初めて、仕事の生産性や効率アップにつながるのです。
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