【書評】考える道具『考具』要約まとめ「新しいアイデアを生み出す方法 3選」
なかなかアイデアが浮かばない。
アイデアを作り出す良い方法ないかな?
加藤昌治さんの著書『考具』を参考に
アイデアを生み出す方法を紹介していきます。
あなたも仕事で
何か新しいことを考えなければいけなかったり、
企画を出さないといけないことってありますよね。
私も仕事で新しいことを考えることが多いのですが、
この本の内容を実践してみると
リアルにアイデアが浮かぶことがあるので
本当に助かっています。
この本には、ただ考えるのではなく
考えるための道具
『考具』が紹介されています。
この記事では
厳選して3つの『考具』
1.【カラーバス】
2.【ちょいメモをする】
3.【七色インコ】
を紹介していきます。
【『考える』ということの基本】(『考具』要約まとめ)
まず『考具』の説明の前に
『考える』という事の基本を説明していきます。
これを知っているだけで
この後の話が理解しやすくなるので
大事なポイントです。
そもそも
『アイデア』と『企画』
ってどう違うの?
これは、よく混在してしまっている人が多いです。
順番としては、
『アイデア』が『企画』になります。
『アイデア』が『企画』として
まとめられるのだ。
このことを覚えておきましょう。
そして、なんといっても
『アイデア』とは『既存の要素』
の新しい組み合わせ以外の何物でもない。
ということです。
どれほど素晴らしいアイデアでも
その発想には元になったアイデア
私たちは別に
発明家でも科学者でもありません。
ですから、
ほんのちょっとだけ新しければ
それはもう立派な『新しい』になるのです。
例えば、
『書店業界』に『スーパーマーケット業界』の
ノウハウを持ち込んだらどうなるか?
こういったことだけでも新しそうですよね。
このジャンルをこっちと組み合わせたらどうなるのか?
そうやって考えるだけでも
『新しいアイデア』のヒントになるのです。
『アイデアを考える力』は、
天才だけが持っているものではなく、
後天的に身に付けられるものです。
これから紹介していく
具体的な方法を実践すれば
必ず身に付きますので
ぜひ実際にやってみてください。
【カラーバス】(『考具』要約まとめ)
まず1つ目は、『カラーバス』という方法です。
この方法は本当に簡単です。
まず朝、家を出る前に
今日のラッキーカラーを決めます。
『赤』でも『青』でも何色でも構いません。
そしていつものように
会社に通勤してみましょう。
すると、そのラッキーカラーに指定した色のものが
普段よりも多く目につくようになります。
設定したラッキーカラーが『赤』なら
『赤い車』や『赤い看板』など
普段と全く同じ風景なのに
面白いことに『赤の色が増えた』ように
感じるのです。
これは、
『見える状態』から
『見る状態』に変わることで
あなたの意識自体が変わったのです。
そしてこれは、『色』だけではなく
意識するものを
『自分が気になっている情報』に変えることで
無意識にアイデアのヒントを探してくれます。
この『カラーバス』の使い方は大きく2つです。
【①通常の使い方】『考具』要約まとめ
1つは普段の使い方です。
これは意識する物を1つだけ決めます。
先ほどと同じように『赤い物』なら
多くの赤い物が見えるようになります。
すると赤い物で
頭の中がいっぱいになりますよね。
実はここがポイントで、
・赤いマフラー
・赤い車
・赤い看板
これって普段なら
絶対セットにして考えないですよね。
この『普段は考えないもの』が
頭の中で集まるからこそ
面白いアイデアになる事があるのです。
アイデアを生み出す時の落とし穴は、
例えば、車のことなら
車周辺の事だけを考えてしまうことです。
するとこじんまりしたアイデアになってしまい、
面白いアイデアは、なかなか浮かんできません。
先ほども言いましたが、
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
以外の何物でもないのです。
普段からこの『カラーバス』をしていることで、
アイデアを見つけるコツを掴むことができます。
ちなみにこれは、色だけでなく
『形』や『音』など他の様々な物でも出来ます。
【②強制的にアイデアを考える使い方】『考具』要約まとめ
もう一つのカラーバスの使い方は、
強制的にアイデアを
考えなければいけない場合に使います。
例えば、
『ダイエットに関する書籍を売るための方法』
だとします。
その場合、
・本のタイトルの言葉
・本の表紙の色
・ダイエット成功をイメージできる細くて長いもの
といった感じに『3つ』位に絞って意識します。
あとは、先ほどとやることは一緒で
普通に通勤するだけです。
どんなにくだらないことや
些細な事でもまずは、
頭の中に入れておきましょう。
アイデアを生み出す基本は
広げて考えてから
その後に絞っていくのです。
これらの情報を組み合わせることで
面白いアイデアが浮かぶことがあるのです。
これは実際にやってみると、
本当に意外なアイディアが浮かぶことがありますので
私もたくさん助けられました。
お勧めの方法ですので、ぜひ取り入れて下さい。
【ちょいメモをする】(『考具』要約まとめ)
2つ目は『ちょいメモ』をすることです。
人間はとにかく忘れます。
そもそも忘れる生き物なのです。
だからこそ入ってきた情報は
『ちょいメモ』をしておきましょう。
書くのはどこでもいいので
とにかくメモをしておきましょう。
メモをする1番のメリットは
メモを書くこと自体がアウトプットなので、
書くことによって頭に入りやすくなります。
そして当たり前ですが、
メモを見ればそれを思い出すことができるので
これは絶対にやるべきです。
アイデアというのは、いきなり最高のアイディア
なんて浮かんできません。
質よりも、まずは量が大事です。
くだらない事でも何でも
全部メモをするようにしましょう。
ちなみに私の場合は、スマホのメモアプリで
メモをしているのですが、
面白そうなアイデアがあったら
すぐにスマホでメモをしています。
【七色インコ】(『考具』要約まとめ)
3つ目は『七色インコ』という話しです。
これは手塚治虫先生の漫画のことで、
七色インコと言う役者が主人公の漫画です。
つまり、
アイデアを考えるためには、
まず演じてみることが重要なのです。
あなたも仕事で、
・お客さんの立場に立ってみろ
・お客さんの気持ちを考えたことがあるのか
このような内容のセリフを聞いた経験がありますよね。
でもこれって、
想像するだけでは
いまいちイメージができないですよね。
そんな時にこの七色インコがぴったりなのです。
例えば、
『10歳の子供が対象の商品』を売らなければならない場合、
まず10歳の子供になりきってみましょう。
・しゃがんで目線を合わせてみる
・手足を縮めてみる
そうすると、
・目線の違いによる変化
・手が届かない所
・顔から地面までの距離の近さ
こういった新たな発見があるのです。
演じることのメリットは、
ただ頭で考えるだけでは見えなかった部分が
実際に体を動かす事で見えてくることです。
アイデアのために演じたことがある人って
なかなかいませんよね。
だからこそ一度、騙されたと思って
やってみるのはどうでしょうか。
仮にそれでアイデアが浮かばなくても、
やらなかった人より、
あなたは確実に経験を積み上げている人だと思います。
【まとめ】(『考具』要約まとめ)
考える道具である『考具』を3つ紹介しました。
①【カラーバス】
色などのテーマを決めて
活動することで新たなアイデアになる。
②【ちょいメモをする】
忘れないように
浮かんだアイデアは全てメモをして
アウトプットすることが
記憶の定着につながる。
③【七色インコ】
ただ考えるのではなく、
演じることで
お客さんが本当に必要としていることを
気付けるようにする。
この記事で紹介した内容は、この本のほんの1部です。
まだまだたくさんの『考具』が書かれています。
興味がある方は
ぜひ『考具』を手に取って読んでみて下さい。
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