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【現場改善】工場のフィルターにペーパーフィルターを追加して分かったこと
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はじめに
工場の工作機械やエアコンのフィルターは、ホコリや切粉で汚れやすく、定期清掃が大きな手間となります。
当工場では、その対策として「ペーパーフィルターを追加設置」する方法を採用しました。
今回はその実践結果や、メリット・デメリットをまとめてご紹介します。
ペーパーフィルター追加の理由
- 清掃の手間を減らしたい
- 汚れ具合を見える化し、交換タイミングを明確にしたい
- 内部機器や既存フィルターの寿命を延ばしたい
実際にやってみた方法
既存の吸気フィルターの外側に、目の粗い不織布タイプのペーパーフィルターを追加。
両面テープやマグネットで簡単に取り付け・取り外しできるように工夫しました。
現在では、工場内すべての機械でこの方法を標準化しています。
やってみて分かった「一長一短」
メリット(長所)
- 外側でホコリをキャッチでき、清掃が大幅にラクに
- 汚れ具合が目視でき、交換のタイミングを判断しやすい
- 本体フィルターや内部の機械にホコリが入りにくくなり、寿命延長につながる
デメリット(短所)
- 吸気抵抗が増え、モーターやファンに負荷がかかる場合がある
- ペーパーの目詰まりで冷却性能や換気効率が低下するリスク
- 交換を怠ると逆効果になる可能性がある
現場でのトラブル・改善の工夫
- 冷却不足のような症状が出た機械があり、ペーパーフィルターを外したら改善した
- フィルターの素材を変更(細かすぎ→粗めへ)して吸気性を改善
- 目詰まりチェックを週1でルール化し、定期交換を実施
今後も続けるためのポイント
- ペーパーは目の粗い素材を選ぶ(不織布など)
- 交換タイミングをルール化し、全員で共有
- 電流や吸気温度など、モーターの状態をモニタリングする
まとめ
ペーパーフィルターの追加は「一長一短」ではありますが、正しく運用すれば清掃の効率化と機械の寿命延長に非常に有効です。
当工場では、今後もこの取り組みを標準化していく予定です。