自己啓発

習慣化が続かない人へ|心理学ベースの「習慣レバレッジ」とは?

習慣化が続かない人へ|心理学ベースの「習慣レバレッジ」とは?

「新しい習慣を始めたいけど、続かない…」そんな悩みを持つ方に向けて、心理学者デヴィッド・プレマックの理論をベースにした「習慣レバレッジ」をご紹介します。この記事では、日常に自然と新習慣を組み込むテクニックを解説し、無理なく習慣化する方法をステップ形式で学べます。

習慣レバレッジとは?

習慣レバレッジ」とは、すでに毎日行っている習慣(例:歯磨き、スマホチェック、食事など)を“足がかり”にして、新しい行動を組み合わせる手法です。

これにより、脳に「すでに習慣になっている流れの一部」として認識され、自然に定着しやすくなるのが特徴です。

習慣化するための3ステップ

① 足がかりとなる習慣を選ぶ

まずは毎日欠かさず行っている行動を1つ選びましょう(例:朝の歯磨き、食後のコーヒーなど)。

② その直前または直後に新しい行動を追加する

習慣の前後に行動をくっつけることで、「ついでにやる」感覚で始められます。初めは1分以内で終わる超小さな行動がおすすめです。

  • 例:歯磨きの後に英単語を1つ覚える
  • 例:朝のコーヒー前にスクワット5回

③ 少しずつ繰り返して強化する

1週間続けられたら、少しずつ量を増やします。5分→10分と段階的に習慣を伸ばしていきましょう。

心理学の裏付け|プレマックの原理とは?

この習慣レバレッジの考え方は、心理学者デヴィッド・プレマックが提唱した「プレマックの原理(Premack Principle)」に基づいています。

出現頻度の高い行動は、出現頻度の低い行動を強化するために使える。

たとえば「スマホを見る前に1ページ読書する」ように、ご褒美行動(スマホ)を先延ばしすることで、前の行動(読書)を強化できるという理屈です。

まとめ:習慣化したいなら、まずは「セット」にする

  • 毎日の習慣を「トリガー」として活用
  • 新しい行動は小さく始める
  • 1週間続いたら少しずつ時間・内容を増やす

学習・運動・日記・片付けなど、どんな行動もこの方法で自然に生活の一部にすることができます。ぜひ試してみてください!