パーセント計算をさっとできるようになる!子どもにもわかるかんたんな考え方
「○%引きっていくら?」「8%増えたら?」そんなときに、電卓なしでサッと答えを出せるようになる方法を紹介します。小学生でもわかるように説明しているので、親子で一緒に学べます!
1. パーセント(%)ってなに?
パーセントは「全体を100としたときの、いくつ分か」をあらわす数字です。
子ども向けのイメージ:
100円のチョコがあるとき、10%は「そのうちの10円分」だよ。
だから、100%は全部(100円)、50%は半分(50円)ってことなんだ。
つまり、10%=100分の10=0.1、25%=100分の25=0.25 になります。
2. まずは「10%」をマスターしよう
10%は「10分の1」。つまり、数字のうしろの0を1つ取るだけで計算できます!
- 3000円の10% → 300円
- 450円の10% → 45円
小学生向けのコツ:
10%は「ゼロをひとつ消すだけ」! これだけでバッチリ覚えられます。
3. 10%がわかれば他の%も簡単!
- 5% → 10%の半分
- 15% → 10%+5%
- 20% → 10%×2
- 25% → 4分の1
たとえば2000円の25%なら、「4分の1」だからすぐに500円ってわかります。
豆知識:「分数」で考えるとラク!
50%=2分の1、25%=4分の1、75%=4分の3です。
4. 「○%引き」「○%増」は残りや足し算で考える
割引なら「残りの%」、増えるときは「足した%」で考えると速いです。
- 20%引き → 残り80%(=0.8倍)
- 8%増 → 108%(=1.08倍)
例1:5000円が20%引き → 10%=500円 → 20%=1000円 → 5000−1000=4000円
例2:1000円が8%増 → 10%=100円より少し少ない → 約1080円
5. 感覚で計算するコツ
だいたいの数字を頭でつかむと、暗算が速くなります。
- 8% ≒ 10%よりちょっと少ない
- 12% ≒ 10%より少し多い
- 25% ≒ 4分の1
「だいたいこれくらい!」と考えるだけでもOK。
慣れればすぐに正確な数字も出せるようになります。
6. 練習問題(チャレンジしてみよう)
- 3000円の10%は? → 答え:300円
- 4800円を20%引きにしたら? → 答え:3840円
- 1500円が8%増えたら? → 答え:1620円
7. 逆の計算(もとの金額を求める)
「80%が4000円のとき、もとはいくら?」という場合は、
4000 ÷ 0.8 = 5000円
というように、割り算で出せます。
ポイント:「もとの100%にもどす」ために、÷(わった%)を使うんだね。
この記事では、「10%を基準に考える」だけでパーセント計算がぐっと簡単になる方法を紹介しました。
子どもでも理解できるようにしているので、家庭学習にもおすすめです。