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ダブルダイヤモンド思考とは?問題解決がうまくいく考え方を現場目線で解説
その原因は、解決策そのものではなく考える順番にあることが多いです。この記事では、問題解決の成功率を高める思考フレームワーク
「ダブルダイヤモンド思考(Double Diamond)」
について、現場改善にも使える形で分かりやすく解説します。
ダブルダイヤモンド思考とは何か
ダブルダイヤモンドとは、問題解決のプロセスを
「発散 → 収束 → 発散 → 収束」
の流れで考えるフレームワークです。
思考の流れを図にすると、2つのダイヤモンド(ひし形)になることから
「ダブルダイヤモンド」と呼ばれています。
- 問題を広く集める(発散)
- 本当の問題を絞る(収束)
- 解決策を広げる(発散)
- 実行可能な方法に絞る(収束)
① Discover:問題を広く集める(発散)
最初のフェーズでは、結論を急がず、現場や状況を広く観察します。
- 現場で何が起きているか
- 関係者が何に困っているか
- 違和感やムダはどこにあるか
この段階で原因を決めつけてしまうと、後の改善がズレてしまいます。
重要なのは「とにかく情報を集める」ことです。
② Define:本当の問題を定義する(収束)
集めた情報を整理し、
「本当に解くべき問題は何か」
を1点に絞るフェーズです。
ここで問題を正しく定義できるかどうかで、
その後の解決策の質が大きく変わります。
ダブルダイヤモンドでは、このポイントを
Design Opportunity(設計すべき機会)
と呼びます。
③ Develop:解決策を広げる(発散)
問題が明確になったら、次は解決策を考えます。
ここでは1つの正解に決めつけず、複数の案を出すことが重要です。
- 別のやり方はないか
- 小さく試せる方法はあるか
- コストや手間を減らせないか
発想を広げることで、現場に合った現実的な改善策が見つかりやすくなります。
④ Deliver:形にして実行する(収束)
最後に、出てきた解決策を実行可能な形に絞り込みます。
- 現場で継続できるか
- 効果を確認できるか
- 標準化できるか
ここで初めて「やること」が決まり、改善が実行に移されます。
なぜ多くの問題解決は失敗するのか
多くの現場では、
問題を定義する前に解決策を考えてしまう
ことが失敗の原因です。
ダブルダイヤモンドは、
「急がば回れ」で問題理解に時間をかける重要性
を教えてくれます。
現場改善・仕事にダブルダイヤモンドを活かすコツ
- すぐに対策を決めない
- 発散と収束を意識的に切り替える
- 「何を解くか」を最優先で考える
この考え方を身につけるだけで、
改善活動やトラブル対応の精度は確実に上がります。
まとめ
ダブルダイヤモンド思考は、
特別なツールや知識がなくても実践できる
問題解決の基本型です。
解決策に悩んだときほど、
「そもそも何が問題なのか?」に立ち返る。
それが、遠回りに見えて一番の近道になります。