ストレスに弱いあなたへ【ストレスに強くなる方法】
些細なことでも、不安になったり、落ち込んだりしてしまう。
嫌なことがずっと頭から離れない…
ストレスに強くなるいい方法ないかな?
こんな疑問に答えます。
ストレスに強い人、弱い人の違いは、
『できごと』に対する当人の『受け取り方や捉え方』の違いです。
その結果が、ストレス反応に違いを生じさせてしまいます。
例えば、仕事や勉強で思うような成果が出なかったとします。その時に、
『失敗したけど、課題が明確になってよかった』
『この経験を活かせば、次はもっと上手くやれるぞ』
など、『できごと』を前向きに捉える人はストレスに強いです。
『結果が出せないなんて恥ずかしいことだ』
『なんて自分はダメなんだ』
など、『できごと』を後ろ向きに捉える人は、気持ちが沈みストレスに弱いのです。
この記事では、『ストレスに強くなりたい』と思っているあなたへ
『今すぐできるストレスに強くなる方法』について紹介していきます。
・ストレスを解消するメカニズムを学べる
・ストレスに強くなる方法が分かる
・精神的な不安が少なくなる
まず初めに紹介したいのが、
ストレス解消のためだと思ってやっていることが、
『逆にストレスにつながってしまう』という行動についてです。
注意!逆効果なストレス解消法2選(ストレスに強くなる方法)
心理学におけるアメリカ最大の団体、
『アメリカ心理学会』によると
ストレス解消のためだと思ってやっていることが、
『逆にストレスにつながってしまう』という行動があります。
【逆効果なストレス解消法】
1.お酒の飲みすぎ
2.『ネットサーフィン』と『SNS』
1.お酒を飲むと、不安感が強まる(ストレスに強くなる方法)
もちろん楽しくお酒を飲むことは、ストレス軽減につながりますが
お酒自体には、脳内のセロトニンを減らしてしまい
不安感を強めてしまう効果があります。
セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質の1つで、
『感情や気分のコントロール』『精神の安定』に深く関わっています。
セロトニンが不足すると、
『脳の機能低下』が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。
つまり、不安やストレスを紛らわすために、お酒をたくさん飲むと
逆効果になってしまうわけです。
2.ネットサーフィン、SNSは不幸を感じる(ストレスに強くなる方法)
ネットやSNSでは、みんな自分の輝いている瞬間を切り取り、
それにさらにフィルターをかけて投稿しています。
ストレスを感じている時に、他人のそのような投稿を見ていると、
みんな幸せそうなのに
なんで私だけが不幸なんだろう…
と感じてしまいます。これがストレスになるのです。
このようにネットで不幸を感じると次第に、
いわゆるアンチになってしまうことがあります。
『ネットの中で自分より不幸な人を探す』
『誹謗中傷をする』その結果、
『またムダなことに時間を使ってしまったと後悔をする』
どんどん悪いスパイラルに陥ってしまいます。
このように、
長時間の『ネットサーフィン』や『SNS』も
逆にストレスにつながってしまうため注意が必要です。
何をすれば本当にストレスを解消し、ストレスに強くなれるのか?(ストレスに強くなる方法)
ストレスを解消でき、更にストレスにも強くなれる非常に効率的な方法は、
『5分間ほど時間を取り、人のために何かをすること』です。
これはアメリカのイエール大学が行った研究で、
簡単に言うとストレスでしんどい時こそ、
『人のために何かすることで、ストレスが軽減される』
ということが分かったのです。
【研究内容】(ストレスに強くなる方法)
18歳から44歳の健康な成人を集め、
2週間にわたり日常で感じるストレスレベルと
彼らの行動の関係を調べたものになります。
その結果、
『ドアを開けてあげる』
『宿題を手伝ってあげる』
『困っている人に声をかける』
など、
なんらかの小さな親切行った人は、ポジティブな気分になり、その日の幸福度が高まり、
その一方、他人への親切が少ないと、ネガティブな気分になりやすく幸福度が下がる
ことがわかりました。
人に優しくするとストレスが軽減される理由(ストレスに強くなる方法)
人は、【オキシトシン】というホルモンによってストレスが軽減されます。
オキシトシンとは、『愛情ホルモン』『幸せホルモン』とも呼ばれ、
女性の妊娠や出産時に大量に分泌されるホルモンでもあります。
さらにそれだけではなく、
オキシトシンの分泌量が多いと『ストレスに強くなる』
ということが、最近の研究でわかっています。
【研究内容】(ストレスに強くなる方法)
アメリカのミシガン大学などでストレス研究を行ってきた
高橋先生の実験によると、
『オキシトシンを分泌させないようにしたマウス』と
『オキシトシンを注入したマウス』を
非常に狭い部屋に入れて比較した結果
前者は下痢などのストレス反応を見せた一方、
後者はそれらの症状を見せず健康なままだった
と言う結果になりました。
確かに考えてみると、オキシトシンが多く分泌される妊娠や出産時は、
とてつもないストレスがかかる時期でもあるため、
オキシトシンの分泌量が多いほどストレスに強くなる事は理にかなっています。
そして、妊娠や出産以外で
オキシトシンの分泌を増やす方法こそが
『人のために何かをすること』です。
【具体例】(ストレスに強くなる方法)
マッサージをしてもらうと、オキシトシンが増えストレスが軽減される事は
想像できると思いますが、
逆にマッサージを誰かにしてあげることで、『オキシトシンが増える』
ことも科学的にわかっています。
ですから、まずは5分ほど時間をとって、
自分がストレスを感じない範囲で人のために何かしてあげましょう。
家族と一緒に住んでいる人は、
『肩もみをしてあげる』
『家事や料理を率先して行う』
一人暮らしの人は、日頃伝えられていない
『感謝の言葉を家族や友人に伝えてみる』
このような、小さな事でも『人のために何かをすること』で
『オキシトシンが増え』ストレスの軽減につながります。
【まとめ】(ストレスに強くなる方法)
『5分間ほど時間を取り、人のために何かをすること』を意識的に行うことで、
周りの人を良い気分にすることもでき、自分もストレスに強くなるので、
この方法は、メリットしかありません。
しかも、手軽にお金をかけずにできますので、やらない手はありません。
ぜひ実践してみてください。