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「本心」「本音」の“本”って何?読む本との関係とは?

 

「本心」「本音」の“本”って何?読む本との関係とは?

公開日:2025年6月18日

 

「本心」の“本”って、読む“本”と同じ?

「本心」や「本音」に使われている「本」という漢字。読む「本(書籍)」と同じ文字ですが、意味や使われ方には違いがあります。
今回は、「本心」「本音」の“本”の意味や成り立ちを掘り下げつつ、読む本との関係もわかりやすく解説します。

「本」という漢字の意味と成り立ち

「本」は、木(木へん)の下に線が引かれた形から成り立っています。これは木の根元を表しており、「根っこ」「もと」「中心」という意味を持ちます。
たとえば以下のような熟語にも使われています:

  • 基本(きほん)…物事の基礎
  • 根本(こんぽん)…物事の根っこにあるもの
  • 本質(ほんしつ)…本来の性質

「本心」と「本音」の意味と違い

「本心」とは、うわべではない本当の心のこと。「本音」とは、建前ではなく本当に思っていること・意見を意味します。
どちらにも共通しているのは、「本=本来・本当」という意味です。

対比すると以下のようになります:

言葉 意味
本心 心の根っこにある、本当の気持ち
本音 飾らない、建前ではない発言・意見

読む「本」との共通点は?

書籍の「本」も、実は「もと・原典」という意味が由来です。
昔は文書や記録の「原本」「副本」などと言われたように、書物は知識や情報の「中心・根源」として扱われていました。

つまり、「読む本」も「本心」「本音」の“本”も、どちらも中心にあるもの・根本という共通した意味を持っているのです。

まとめ:日本語に込められた“本”の深い意味

「本心」「本音」の“本”も、「読む本」も、すべては「中心・土台・もと」を意味する共通のイメージから成り立っています。
日本語に使われる漢字の意味を掘り下げてみると、日常の言葉にも思わぬ深さが隠れていることがわかります。

「本音を言う」「本を読む」──実はどちらも、心や知識の“根っこ”を表しているのかもしれません。

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