人は人、自分は自分、それでいい
人間は十人十色なんでよね。
十人の人間がいれば、一人ひとり人格や個性、価値観もちがうのです。
これは極めて当然の話で、これを真っ向から否定する人はいないでしょう。
ところが、頭では分かっていても
いざ
自分と違う人生観や価値観をもっている人が
自分と反対の意見を言い出すと
ときに苛立ちを覚えるのが人間なんですよね。
例えば
仕事を最優先に考える仕事人間Aさんを見ると
Bさんから
「まったく、そこまで仕事が大事かな。
もっと家庭を大切にしないとだめだよな」
といった批判が出ます。
しかし、家庭第一主義のBさんに対して
Aさんは
「あいつは家庭のことばっかり考えて仕事は
そっちのけだな。
あんな感じじゃ将来苦労するぞ」
といった嘆きが口をついて出ます。
この場合どちらも自分のほうが正しいと信じています。
しかし、あらためて言いますが、
十人十色ですし、人生は人それぞれなんです。
他人の人生観・価値観がどうであろうと、
それをあれこれあげつらうのは「筋違い」です。
よっぽ人に迷惑をかけている状態ならば注意する必要があると思いますが、
そうではない限り、
人それぞれの人生観は認めることが原則でしょう。
そのことを分かっていないことが
様々な人間関係のトラブルの原因になっているのです。
だから、人のことを批判する前に
一呼吸おいて
『自分の人生観・価値観の押し付けになってはいないだろうか』
と考えなければなりません。
少し自分の器を広げ
相手の人生観を認める。
そうすれば、わだかまりなく、心穏やかに毎日を
充実した一日にすることができるでしょう。
それと
もう一つ付け加えておきたいのは
お互いの得手・得手も認め合うのがいいと思います。
それぞれが
相手の得意分野を認め、不得意分野をフォローしあえば
お互いに気持ちよく協力して
一つの目標にむかって取り組むことができます。
得手・得手を認め合い、上手に役割分担をすれば
効率的に、生産的に目標を達成することが
できるでしょう。
そうすることでお互いに
Winwinの関係を築いていくことができます。
最後に
自分には厳しく、相手には寛容な姿勢が
物事をうまく進めていくコツなんですよね。