提案を成功させる3つの秘訣
「提案がなかなか通らない」
「NOと言われることが多い」
ビジネスシーンにおいて
こんな悩みを抱えている人は多いと思います。
この記事では、そんな提案に対する悩みを解決します。
まず提案がなかなか通らない人は
提案に対する考え方がズレてしまっています。
相手から「YES」を引き出す為には、
相手の立場になって考えることが大原則です。
特に押さえておきたい3つの秘訣を紹介します。
1【相手が時間を割いてくれたことに感謝する】
多忙な中で提案を聞いてもらうのだという意識が
提案の土台になります。
提案時には、冒頭で時間を割いてくれたことへの
感謝を伝えるようにしましょう。
改善案を求められた時には、
なるべく詳しく相手の意向を聞くことで
『要望にしっかり応えたい』という
意思を伝えるのも有効です。
2【相手が同意しやすい流れで話す】
提案内容を簡潔に伝えられたら、
その提案に至るまでの流れを
分かりやすく説明していくことが大切です。
提案に至るまでに何をどのように考えたのか、
その経緯を1つずつ簡潔に説明します。
相手に
『なるほど、そんなプロセスがあって最終的にこの提案になったのか』
と一緒に流れを追ってもらえば、
結論にも同意してもらいやすくなります。
3【 「見込まれる成果」を強調する】
提案が通らない時は大抵、
企画の内容だけを熱心に説明してしまっていることが多いです。
内容は企画書を見れば分かります。
それよりも、
『この提案を採用するとこんなメリットがありますよ』
という、
提案が相手にもたらす成果をアピールするほうが
相手の気持ちを動かします。
【提案する時の注意点。押し付けない・黙らない】
注意したいのは、自分の主張を押し付けたり
提案の途中で黙りこんでしまうことです。
提案はほとんどの場合、
何らかの課題があるところから始まります。
その課題に応えるものを提案しなければならないのは当然です。
あなたの提案に対して
意に沿わない反応が返ってきても、反論したり、
自分の主張を押し付けたりするのは厳禁です。
極端な話し、
『この案嫌いだからボツ』と言われても
受け入れなければなりません。
また、困ったからといって
黙り込んでしまうのもダメです。
『説明するために来た奴が黙り込んでどうするんだ』
と印象を悪くしてしまいます。
相手が黙り込んで考えていると、
自分もつられて黙ってしまいそうになりますが、
そんな時は、質問したり、別のアイデアを示したりして
相手の要求を引き出すようにしましょう。
【まとめ】
こうした提案の基本を押さえておけば
様々な状況で応用が利きます。
『課題は何か』
『相手の解決したい問題は何か』
に立ち返って考えることが提案を通すカギになります。
相手の要求は
『極限までリスクを小さくしたい』
『社内で自分の評判を高めたい』
など、人や状況によって様々です。
ですので、ただ案を練って説明・提案をするだけでなく
実施する時にどんなリスクがあるか調べたり
その企画が通ったときに
相手にどんなメリットがあるか予想することも含めて
“提案”だと考えるようにして下さい。