みなさん文章を書くのは得意ですか?
サラリーマンをしていると
報告書やプレゼンなどで文章を書くことが多くあります。
しかし、
せっかくまとめた文章を
上司に提出するとダメ出しされてしまう人が
私の職場にもたくさんいます。
そんな、文章が苦手な人に少しでも参考になればと
論理的な文章の書き方をまとめてみました。
そもそも『論理的である』とはどういうことか?
そんなに難しく考える必要はありません。
単純に字面を見ていけばいいのです。
論理的であるとはすなわち
『論が理にかなっている』ということです。
論理という言葉だけで考えると
なんとなく論をこねくり回すことのように勘違いしてしまいます。
しかし
『論』と『理』を分割して考えていけば
あるべき論理展開が見えてきます。
ここでの『論』とは【主張】のことだと考えればいいです。
そして『理』とは【理由】と考えます。
つまり
自らの主張が、たしかな理由によって裏打ちされたとき
その文章は『論理的である』といえます。
論理的な文章の構造は次の3層になっています。
- 主張・・・その文章を通じて訴えたい主張
- 理由・・・主張を訴える理由
- 事実・・・理由を補強する客観的な事実
主張→理由→事実の
3層構造が守られている文章が『理論的文章』なのです。
読者が文章を読むとき、
必ず「この人はなにが言いたいのだろう?」
と考えながら読んでいます。
だから、文章を書く人は「結局なにが言いたいの?」
という問いに
“ひと事”で答えられなければなりません。
その“ひと言”で答えた内容が『主張』です。
主張が明確だと、文章全体が読みやすくなります。
しかし、
どんなに立派な主張があっても
中身が空っぽでは意味がありません。
主張を『論理的なもの=理にかなったもの』にするには
【理由】と【事実】が必要になります。
(例文)
大相撲の人気回復策として、ナイター制の導入を提案したい。(主張)
なぜなら、平日の昼間に取り組みを行っても、
会場に足を運べるファンは限られるからだ。(理由)
事実、プロ野球も平日開催のゲームはナイター制をとることで
多くのファンを集めることに成功している。(事実)
このように
“理由”が“主張”を支え、“事実”が“理由”を補強することで
論旨がはっきりします。
自分が論理的な文章を書きたいときは、
“主張”→“理由”→“事実”の3つが
しっかりと連動しているかいつも意識するようにしましょう。