できない人は、できるようにはならない?組織を回す立場で見えた現実
組織運営やイベント運営、責任者の立場を経験すると、
一度はこんな疑問を持つはずです。
「この人、いずれ仕事ができるようになるんだろうか?」
結論から言うと、多くの場合、ならないというのが現実です。
これは能力ややる気の問題ではありません。
思考の前提そのものが違うからです。
仕事ができる人が必ずやっていること
仕事ができる人、組織をうまく回せる人には共通点があります。
- 年間で何があるかを把握している
- どのタイミングで何を準備すべきか分かっている
- いつ・誰に・何を連絡するかを先に決めている
つまり、時間軸で全体を捉え、逆算して動いているのです。
ここまで設計できてしまえば、
あとは計画通りに「こなすだけ」。
だから周囲からは、
- 「あの人がいれば安心」
- 「仕事ができる人」
と評価されます。
できない人に決定的に欠けているもの
① 目の前の「今」しか見えていない
できない人は、
- 今日の作業
- 今週の予定
- 直近で言われたこと
しか見ていません。
その結果、
「それ、もっと前にやる話だよね?」
という事態が頻発します。
本人は「ちゃんとやっているつもり」なのが、
さらに問題を複雑にします。
② ゴールから逆算できない
できない人は、
- 当日どうなっていれば成功か
- そのために何が必要か
を考えていません。
準備・連絡・根回しを
仕事だと認識していないケースも多くあります。
結果、当日になってバタつき、
周囲がフォローすることになります。
③ 人が動く前提で考えていない
責任者として最も致命的なポイントです。
- 伝えれば人は動くと思っている
- 相手の忙しさや立場を考えない
- 温度差を想像できない
連絡は遅く、一方的になり、
組織内に不満が溜まっていきます。
④ 「決める」ことを避ける
できない責任者ほど、
- 前例がない
- 反発が怖い
- 責任を取りたくない
という理由で判断を先送りにします。
しかし、決めなければ組織は動けません。
⑤ 失敗の原因を外に置く
よくある言葉は、
- 忙しかった
- 人が動かなかった
- 想定外だった
できる人は、
「想定が甘かった」
と考えます。
この違いが、
成長する人と繰り返す人の分かれ目です。
できない人は本当に変わらないのか?
結論としては、
ほとんどの人は変わりません。
変わる人は、かなり条件が限定されます。
次の3つがすべて揃った場合のみ、可能性があります。
- フォローされない失敗を経験する
- 自分の弱点を言語化できる
- プライドより成果を選べる
どれか一つでも欠けると、変わりません。
一番消耗するのは「気づいてしまう人」
実は一番つらいのは、
- 全体が見えてしまう人
- 先に心配できてしまう人
- 放っておけずフォローしてしまう人
です。
できない人を
「できるようにしよう」
とすると、確実に疲れます。
現実的で健全な選択肢
- できない前提で役割を限定する
- フォローを減らし、現実を経験させる
- 一線を引いて距離を取る
これは冷たい判断ではありません。
組織と自分を守るための判断です。
まとめ
- 仕事ができる人は「時間軸」で考えている
- できない人は「今」しか見ていない
- ほとんどの人は途中から変わらない
- 気づく人ほど無理をしないことが大切
もし今、
「この人、変わらないかもしれない」
と感じているなら、それは冷たいからではなく、
現実が見えているからです。