ピラミッドストラクチャーとは?ロジカルシンキングで「伝わる説明」を実現する方法
「伝える力」を大きく高めてくれるのがピラミッドストラクチャーです。「結局、何が言いたいの?」と言われた経験がある方は、
読み手の理解プロセスに沿った説明ができていない可能性があります。
ピラミッドストラクチャーとは
ピラミッドストラクチャーとは、
論理をピラミッド型に整理し、相手にわかりやすく伝えるための思考ツールです。
- 頂点:伝えたい結論・メッセージ
- 下段:結論を支える理由
- さらに下段:理由を裏付ける根拠や事実
ロジックツリーが「問題解決」に向いているのに対し、
ピラミッドストラクチャーは「論理展開・説明」に強いのが特徴です。
なぜ説明がうまく伝わらないのか
世の中には、伝えたいことを10割伝えられる人がいる一方で、
2〜3割も伝えられない人がいます。
その違いは「話し方」や「文章力」ではありません。
原因① 書き手の順番で説明してしまう
多くの人は、自分が説明したい順番で文章を書いてしまいます。
しかし、その順番は読み手の理解プロセスとは一致していません。
原因② 読み手はまず「全体像」を知りたい
読み手は文章を読みながら、常に
「つまり何?」「なぜそう言えるの?」という疑問を抱いています。
この疑問を無視して説明が進むと、
「結局、何が言いたいのかわからない文章」になります。
読み手の理解プロセスは「上流から下流」
読み手が物事を理解するときの流れはシンプルです。
- まず結論・要約を知る
- なぜそう言えるのか理由を知る
- 理由の根拠や具体例で納得する
この上流(結論)から下流(根拠)の流れを
そのまま形にしたのがピラミッドストラクチャーです。
ピラミッドストラクチャーの使い方
① まず結論を伝える
最初に、頂点となるメッセージ(全体の要約)を伝えます。
② 想定される疑問を洗い出す
読み手が「なぜ?」「本当に?」と感じるポイントを考えます。
③ 下の段で疑問に答える
理由 → 根拠 → 具体例の順で説明し、疑問を一つずつ解消します。
ピラミッドが何段になっても、
「上の段 → 疑問 → 下の段で解消」
を繰り返すだけです。
具体例:A事業に進出すべきという提案
結論(ピラミッドの頂点)
自社はA事業に進出すべきである。
理由(第2階層)
- 市場が魅力的で後発でも十分戦える
- 自社の強みを活かせる
- 競合がまだ進出していない
根拠(第3階層)
- A事業の市場成長率が高い
- 顧客はブランドより機能を重視している
- 潜在的な市場規模が大きい
このように整理することで、
読み手は迷うことなく結論まで理解できます。
ピラミッドストラクチャーを身につけるコツ
毎回ピラミッドを意識して考えるのは大変に感じるかもしれません。
しかし、回数を重ねることで自然と身についていきます。
慣れてくると、
論理構造が破綻した文章に違和感を覚える
ようになるはずです。
まとめ
ピラミッドストラクチャーは、
ロジカルシンキングを「伝える力」に変換するための強力なツールです。
- 結論から話す
- 疑問を先回りして潰す
- 読み手の理解プロセスに合わせる
この3点を意識するだけで、
説明力・文章力は確実にレベルアップします。