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【新型コロナウイルスまとめ】ホリエモン・峰宗太郎先生対談要約

【新型コロナウイルスまとめ】ホリエモン・峰宗太郎先生対談要約

新型コロナウイルスについて、

まだまだテレビで情報をとっている人多いのではないでしょうか。

 

テレビの特にワイドショーの情報は、ときに不必要に不安を煽っています。

一度どこかで基礎知識をしっかり押さえておきたいと思っていたのですが、

 

堀江貴文さんが運営する【YouTubeホリエモンチャンネル】にて、

峰宗太郎先生とのコロナウイルスについての対談動画が公開されていて、

内容がとても有益だったので要約しました。

 

 

免疫力を高める方法の記事もありますので、こちらも参考にして下さい。(^^♪

 

【関連記事】

新型コロナウイルス予防に効果的!『免疫力を高める方法』

 

 

【峰宗太郎先生とは?】

アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health、NIH)博士研究員

アレルギー感染症研究所博士研究員

 

【新型コロナウイルスと既存のウイルスとの違いは?】

・風邪の原因のひとつであるコロナウイルスは一般的な風邪と知られるものが4種類

・重い症状を引き起こす「SARSコロナウイルス」「MERSコロナウイルス」2種類

・上記6種類に加えて今回新たに発生したのが新型コロナウイルス

・新型コロナウイルスはSARSに近い系統で「SARSコロナウイルス2」と呼ばれる

・新型コロナウイルスはSARSのように病毒性があり風邪のように拡がりやすいという中間的な位置づけ

 

【子供があまり重症化しないのはなぜ?】

・子供が重症化しない理由は現在全く分かっていない

・昔から子供と大人で同じ感染症でも症状が異なるものはたくさんあり、その最も大きな違いは免疫の状態である

・体とウイルスの反応性の違いがあるので、新型コロナウイルスに関しても免疫の反応の違いという可能性はある

 

【治療薬は作られている?】

・ウイルスには共通の仕組みを持つので治療薬はゼロから作るのではなく、既存の薬の用途を変えて効くかどうか試している

・SARS、MERSで知られた効果のある薬を積極的に取り入れて試している

・テクノロジーの進化や過去の経験やデータがあり、薬の検討は早く進んでいる

 

【重症化した患者を人工呼吸器などで救えると致死率は上がらないのでは?】

肺の呼吸器を機械に置き換えるECMO(体外式膜型人工肺)を

回せるリソースは限られており

感染症という状況で武漢などでも重症者が多発し

医療のキャパを超えてしまった

という状況があったのではないかと考えられる。

 

【インフルエンザではどういう状況で亡くなっているのか】

・高齢者は若者と比べ病気に対する余力が少ない

・肺炎をきっかけに二次感染や多臓器不全などのリスクが高まる

高齢者は、肺炎になってしまうと

一気に人工呼吸器に入ってしまう。

 

人工呼吸器というのはあくまで一過性で呼吸を助けているだけなので

自分の体が改善してくれなければ治らない。

 

ところが高齢者だと改善せずに

そのまま人工呼吸依存になってしまい、

二次感染を起こして亡くなってしまう。

 

二次感染とは、インフルエンザ肺炎に加えて細菌性肺炎も起こすこと。

 

人工呼吸器を使うと外から無理やり空気を押し込んでいるので、

バイ菌も押し込まれその結果起きてしまう。

 

そうなると人工呼吸器を外せない為、食事ができず点滴だけになる。

すると全身の免疫状態が一気に悪くなり、全身感染症を起こし多臓器が不全になり

ボロボロになってしまう。

・インフルエンザウイルスも新型コロナウイルスも重症化で亡くなる状況は似ている

・インフルエンザと比べると新型コロナウイルスは重症化率がわずかに高い

 

【完治した人が再感染するというのは本当か?】

・再感染ではなく再燃を疑っている

・再燃とは風邪のぶり返しのように少なくなったウイルスが再度増え始めること

・ウイルス量が少なくなりPCR検査で偽陰性となるが、残った僅かなウイルスが再度増殖し症状が出始めるのではないか

 

【ワクチン開発後のウイルスの変異について】

・ウイルスのゲノム情報はRNAに書き込まれており変異しやすい

・インフルエンザは非常に変異しやすく、現在比較的変異しにくい部分に対するワクチンの開発が進んでいる

・新型コロナウイルスはインフルエンザと比べるとマシとされている

・ワクチンが一度開発されるとインフルエンザよりも有効なワクチンとなる可能性がある

 

【医療機関に大量に人が押し寄せることで医療崩壊してしまうリスクは高い?】

・重症者が増えれば医療キャパは一気に超える

・日本では指定感染症なので軽症であっても原則入院

・急激に感染が拡がれば容易に医療崩壊は起きてしまう

 

【なにが原因で感染力が強くなっているのか?】

新型コロナウイルスは鼻水に含まれているウイルス数が非常に多い。

(インフルエンザよりも遥かに多い)

くしゃみやおしゃべりなど飛沫を飛ばすような事で容易にウイルスが空気中にばらまかれ感染する。

また、飛沫を飛ばすとそこら辺にくっつき、それを触ると手につく。

その手で、つり革やドアノブを触る。ビュッフェ形式の食事でトングを掴む。

そして次の人がそれを触り、その手で自分の鼻や口を触って感染する。

これが感染力の強さになっている。

 

・感染経路は「飛沫感染」「接触感染」の2つ

・新型コロナウイルスは鼻水に出やすい特性を持ち、これが感染力の強さの要因となっている

・含まれるウイルス数がそもそも多くくしゃみなどからの飛沫によって容易に空気中にばらまかれる

・ばらまかれたウイルスが共用する物に付きそこから接触感染する

・飛沫に出やすい性質を持つ上気道感染症ウイルスは感染力が強い事が多い

 

【なぜウイルス感染は冬場に流行するのか?】

・冬場に流行するかどうかは実ははっきり分かっていない

・冬場の免疫力の低下や人間の行動によって差が出ているのではないか?という説もある

 

【新型コロナウイルスの感染症対策はいつまで続くのか?】

・日本の感染症対策の一番の目標は「死亡率を下げること」

・(死亡率は人口に対する、致死率は感染者に対する死者の割合)

・ピークを抑え流行を遅らせることによって医療崩壊を防ぎ治療をして救おうという戦略

・ピークを抑えると必然的に後ろが長くなり、対策をすればするほどいつ終息するか分からなくなる現象が起こる

・参考にすべきは2003年のSARSではなく2009年の新型インフルエンザでその流行は現在も続いている。

・終息とは症例ゼロや科学的な抑え込みではなく、社会がどれだけ受容したかワクチンや治療法が開発されウイルスが恐れるに足らなくなったという2点が重要である。

・終息とは社会が落ち着くこと

 

【新型インフルエンザと状況はあまり変わらないのに騒ぎ方が異常ではないのか?】

WHOは今回の新型コロナウイルスで「インフォデミック」

(正しい情報と不確かな情報が混じり合い、人々の不安や恐怖をあおる形で増幅・拡散され、信頼すべき情報が見つけにくくなる混乱状態)

という表現をしている

 

SNSやスマホの発達により2009年とは情報の伝達の仕方が全く変わっている

 

【感染を防ぐためのガイドライン、線引きの目安はあるのか?】

・リスクを高める要素は3つ「人が集まる」「声を出す歌うといった飛沫を飛ばす環境」

・「換気が悪い」←飛沫の抑制

・それぞれポイントに対して対策ができていれば決してリスクは高くない

・飛沫の抑制と接触感染へのリスク対策

 

【年齢的な要素は感染に関係しているのか?】

・感染自体に年齢は関係ない

・感染後のリスクを考えると高齢者は気をつけた方がいい

 

【各国の渡航制限に意味はあるのか?】

・渡航制限の意味に関してはプロの間でも意見は分かれる

・渡航制限によって流行を遅らせることで医療体制は整えられる

・医療体制の整備ができる国にとっては有効(先進国)

 

【最後に】

ウイルス研究の最前線の話を知る事で、

必要のない不安にあおられる必要がなくなります。

 

テレビやSNSではある事無い事様々な情報が飛び交っていますが、

是非この情報を知って、冷静に対処していきましょう。

 

免疫力を高める方法の記事もありますので、

こちらも参考にして下さい。(^^♪

新型コロナウイルス予防に効果的!『免疫力を高める方法』