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”3分で分かる”あなたの年収を決める法則『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

苦しかった時の話をしようか要約まとめ

”3分で分かる”あなたの年収を決める法則『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

 

『苦しかった時の話をしようか』の

要約まとめが知りたいな。

こんな疑問に答えます。

 

森岡毅さんの著書

『苦しかった時の話をしようか』について紹介していきます。

 

著者の森岡さんは赤字で経営に困っていた

『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)』をV字回復させた

ものすごいビジネスマンなんですが、

そんな森岡さんには、大学生の娘さんがいました。

 

そして

将来は何をしたいの?

という会話になるといつも娘さんは

分からない…。

と、答えていたそうです。

 

そんな娘さんのために、

父親として

社会人の先輩として

何かできることはないか?

と言うことで丸一年かけてコツコツ書いたものがこの本です。

 

この本の中から、これは覚えておいた方が良いという

2つの内容を紹介していきます。

1.あなたの年収を決める法則

2.資本主義の本質とは

【あなたの年収を決める法則】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

著者の森岡さんは、

人の年収を決めている重要な要素は

3つあると述べています。

【1.職能の価値】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

まず1つ目は職能の価値です。

価値とは『需要』と『供給』のバランスです。

そのバランスで年収が決まります。

 

この考えかたは、物価と同じで

需要が増えれば、価値が上がり

給料が上がります。

逆に供給が増えれば、価値は下がり

給料が下がる。

ということです。

【具体例】

コンビニの店員はいろいろ仕事はありますが、

誰でもできる仕事です。

だから、供給は増えるため

年収は低く、

大体どのコンビニも時給が1000円位なのです。

 

一方、医師などは、医学部に入り

6年間勉強し、国家資格を取らなければ

医師という仕事はできません。

 

できる人が少ない職業ほど、

需要が高くなり年収は高くなります。

 

【2.業界の構造】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

2つ目は業界の構造です。

同じ職能でも、業界の構造によって給料が大体決まっています。

 

一般的に経営者は自分の給料を自由に決められるイメージがありますよね。

でも実はそんなこともありません。

給料など、払える人件費には

その業界特有の構造的な限界があります。

 

【具体例】

カレー屋を経営するためには、

まず原材料費、製造コストがかかります。

 

これは「ジャガイモ」だとか

「カレーのスパイス」だとか

同じようなものを仕入れるから、

仕入れコストは大体同じくらいになります。

 

同様に人件費や店舗にかかるお金なども

似てきます。

 

だから、カレー屋の経営者は、

同じ位の年収になり業界によって給料が似てきます。

 

ここでもし通常600円のカレーを

6000円で売れるようなシステムを作ることができれば

給料はものすごく上がりますが、

そんな方法簡単にはできないですよね。

 

だからすべての業界、

例えば、

『米屋』『開業医』『八百屋』など

あらゆる業界の『年収』というのは

ほとんど同じ位になるのです。

 

つまり、転職する際には、

このことを意識しておいた方がいいです。

 

例えば、同じ『営業職』でも

業界によって

給料が高かったり、低かったりと

すでに大体決まっています。

 

もし転職をして給料を上げたいのなら、

給料が高い業界を選ぶようにしましょう。

 

 

【3.成功度合いによる違い】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

3つ目は、成功度合いによる違いです。

同じ職能や業界でも、

成功の度合いによって年収は変わります。

 

毎日ガラガラの店と、いつも行列ができている店の給料は、

当然成功しているお店のほうが高くなります。

 

またサラリーマンなら、

『年収200万円』の人と

『年収2000万円』の人の違いは

その人がどれだけ

価値が高い仕事をしているかで決まります。

他の人ができないような

代替が不可能な価値を生み出す人ほど

年収は高くなります。

 

・職能の価値

・業界の構造

・成功度合いによる違い

この3つの要素を組み合わせて

『あなたの年収は決まっている』ということなのです。

 

【重要ポイント】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

ここからは、重要なポイントを説明します。

 

確かに仕事を決めた時点で同じような

給料になりますが、例外があります。

 

それは、その道のプロになれば

職能のステップアップができるということです。

 

【具体例】

カレー屋さんの経営者は、店舗運営をしていますよね。

ただ店舗運営をするのではなく、

その『ノウハウ自体を売る』ビジネスモデルに

ステップアップすればいいのです。

 

カレー屋さんの

フランチャイズ展開などをすれば

ビジネスモデルはガラッと変わります。

 

そうなれば、カレー屋の経営とは

全く違った構造になるので

年収の期待値は異次元に変化します。

 

カレーライスCoCo壱番も、

最初は1店舗から始まっています。

 

こういった事は、

案外知らない人が多いので、

これから『起業したい人』や『就職』『転職』

といった、転機に差し掛かっている人は

この話を意識してみて下さい。

 

【資本主義の本質とは】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

私たちが暮らしているこの日本は、

多くの先進国と同様に『資本主義』です。

 

この資本主義の本質は、

人間の

もっと便利な世の中にしたい!

といった欲を

エネルギー源に発展してきました。

 

例えば、

・移動手段が、馬から自動車

・電話が、固定電話から携帯電話

・買い物が、店舗販売からネットショッピング

に変わってきました。

 

この過程では、

企業がとんでもない努力をして

その中の人と人とが、常に競争し合っています。

この競争があるからこそ、人は快適に暮らせて、

これからも、もっと快適さを求めていきます。

 

だから資本主義という

構造が最も発展してきたと言われています。

 

【重要ポイント】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

そしてここからが重要なのですが、

 

この資本主義は、

大きく分けると2種類の人間しかいません。

 

それは

・自分の24時間を使って稼ぐ人

・他人の24時間を使って稼ぐ人

です。

前者を『サラリーマン』と呼び

後者を『資本家』と呼びます。

 

つまり、資本主義とはサラリーマンを働かせて、

資本家が儲ける構造になっているのです。

 

【具体例】

あなたが頑張って営業をとってきて、

会社の売り上げを5000万円上げたとします。

 

そして毎月3万円の給料が増えました。

毎月3万円増えたら良い会社ですよね。

 

でもここでちょっと考えて欲しいのです。

5000万円売り上げが増えたら、

会社はいくら儲かっていますか?

 

もし利益率が20%だったら『1000万』円利益が出ています。

あなたの給料が毎月3万円上がっても、

年収が36万円増えるだけですよね。

 

この差額、964万円はその会社のものになります。

つまりは、株式を持っている資本家のものになっているのです。

でもこれは、会社を起業してお金を出して、

リスクをとっている資本家が 1番儲けられる。

リスクを大きく取ったから

リターンが大きいと言う意味では

当然のことなのです。

 

ここで覚えておいて欲しいのは、

サラリーマンが働いて生み出した多額の価値は、

その外側で資本家たちが山分けしている

ということを意識してほしいのです。

 

資本主義は、こういったことを知らず、

『無知であることに罰金を課す社会のこと』なのです。

 

例えば、

今は税金が高く

サラリーマンの所得にかかる

最高税率は、『50%』になります。

 

一方、資本家が投資をして

株式配当で得た所得にかかる税金は、

『20%』しかかかりません。

 

だからメンタリストDaiGoさんは

企業のコンサルタントの報酬をお金ではなく、

株式でもらっているそうです。

 

その理由は、同じ価値をもらっても

株式なら税金が30%も少なくてすむからです。

 

このように知らないというだけで

かなり損をしてしまっていることが多いのです。

 

【なぜ日本人は無知なのか?】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

ではなぜこういったことに

日本人は、気づけないのか?

 

日本の教育が、

こういった事実を教えず、大量の優秀なサラリーマンを

生産するように作られているからです。

 

あなたも良い成績を取って、

いい大学を出て

大きな会社に入って

安定した生活を送る。

それは幸せな成功だと教えられてきましたよね。

 

でもどれだけサラリーマンとして偉くなろうとも、

年収が2000万円だろうと、

その外側にいる資本家から見れば

単なる歯車なのです。

 

ただ、すべての人が資本家になれるわけではありません。

 

大事なことは、

・サラリーマンの外に『資本家の世界』があることを知る

・自分も『資本家』になれる機会に、常にアンテナを張っておく

もちろんサラリーマンとして過ごすことを否定しているわけではありません。

 

ただ1度きりの人生、

もしやってみたいことがあるのに

やっていないのはもったいないです。

 

あなたの中で、

自分も資本家を目指したいと思うのなら、

挑戦してみるのもいいと思います。

 

【まとめ】『苦しかった時の話をしようか』要約まとめ

【あなたの年収を決める法則】

あなたの年収を決める3つの重要な要素は、

1.職能の価値

2.業界の構造

3.成功度合いによる違い

これらのことをしっかり踏まえた上で

企業をするのかまたは就職や転職するのかを決める。

【資本主義の本質とは】

資本主義が発展してきたのは、『人の欲』である。

また資本主義とは、『無知であることに罰金を課す社会』

自分の認識の外側である

『資本家』という存在を意識することが大事である。

 

これでこの本についての説明は以上ですが、

まだまだ興味深い内容がたくさんありました。

興味がある方はぜひこの本を読んでみて下さい。

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