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技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【用語解説】その3

技能検定金属熱処理過去問

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【用語解説】その3

技能検定金属熱処理過去問

この記事では、

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』の学科で出題される

『専門用語』を分かりやすく簡潔にまとめました。

 

私が『金属熱処理2級(一般熱処理)』の勉強を始めた時に

意味がよく分からなくて

苦労して調べた内容を厳選してまとめてあります。

 

『金属熱処理2級(一般熱処理)』に合格した私が

数時間かけて調べた内容を

簡潔にまとめてありますので

この記事を読めば

あなたの勉強時間を

かなり短縮できるはずです(^^♪

 

技能検定金属熱処理2級(一般熱処理)は、

過去問を丸暗記して合格することもできますが、

それでは実作業では役に立ちません。

 

意味をしっかりと理解しておくことで、

本当に現場で使える知識・技能となっていくのです。

 

 

金属熱処理2級(一般熱処理)に合格する為に使った参考書

金属熱処理2級(一般熱処理)の

過去問題の解答には、〇✕しか書かれていないので、

なぜそうなるのか?

どういう意味なのか?

を教科書や参考書を使い自分で調べていく必要があります。

 

この作業に時間がかかるので、丸暗記になりがちなのです…

 

金属熱処理2級(一般熱処理)の

過去問を丸暗記して合格しても

仕事に活かすことができませんので

しっかりと勉強しましょう(^^)

 

【用語解説】その2(金属熱処理2級(一般熱処理))

 

金属熱処理2級(一般熱処理)で出題される

専門用語、過去問の内容を正しく解説します。

【硬さ測定による冷却能試験について】

・試験片は円柱

・焼入後、長さ方向の中央部を切断し、断面の硬さ分布試験を行う

・焼入硬さ及び焼入深さから、冷却剤の冷却能評価を行う

・U字状の曲線グラフ

 

【抜き取り検査】

サンプルを抜き取り調査し、対象ロットの合否を判定する。

技能検定金属熱処理過去問

 

【特性要因図】

問題点を整理し、重要と思われる原因を見つけるための手段。

技能検定金属熱処理過去問

 

【正規分布】

1番多い数を中心に、離れるほど風が少なくなる左右対象の分布。

技能検定金属熱処理過去問

 

【管理図】

中心線と上下に一対の管理線からなる図。

技能検定金属熱処理過去問

 

【S45Cの一般的な熱処理】

・焼入加熱温度は820〜870℃

・焼ならしの加熱温度は820〜870℃

・完全焼なましの温度は810℃

技能検定金属熱処理過去問

 

【炭素工具鋼SK85の熱処理】

・球状化焼なましの加熱温度は730〜760℃

・焼入前熱処理としては球状化焼なまし

・焼入の加熱温度は760〜820℃

・焼入冷却剤に水を使うこともある

技能検定金属熱処理過去問

 

【SUS420J2について】

・マルテンサイト系ステンレス鋼

・形状によっては、昇温中の割れ防止として650℃の余熱をする

・完全焼なましは800〜900℃に加熱後、炉内で徐冷する

・機械部品としての焼戻し温度は600〜750℃

技能検定金属熱処理過去問

 

【真空焼入れについて】

・ガス冷却焼入の場合、加圧のN2ガス冷却が好ましい

・油冷却槽のチャンバー内は、真空減圧状態で焼入する

真空焼入れとは、真空の状態で対象となる製品に熱を加え、窒素ガスを使用してファンや油で冷却を行う焼入れの方法のひとつです。

真空焼入れを行なう際、減圧レベルが「低真空」・「中真空」・「高真空」・「超高真空」・「極高真空」に分類されて行きます。

ファン冷却にするのかガス冷却にするのかは、真空加熱をした製品の材質により決定されます。

 

真空焼入れは、酸化せずに熱処理加工が行えます。

そのため、表面が綺麗に仕上がりやすく、熱処理のトラブルのひとつでもある脱炭も発生しません。

脱炭とは、鋼材に熱を加える工程において、酸素と鋼材に含まれる炭素が結合することで炭素が失われる現象のこといい、硬化不足の原因にもなります。

また、真空焼入れは、加工対象となり製品を急激に冷却することが可能という特徴もあります。

技能検定金属熱処理過去問 技能検定金属熱処理過去問

 

【水焼入冷却装置の管理で冷却能力への影響の大小】

『影響が少ない』

・水質(軟水、硬水)

『影響が大きい』

・水温

・水量

・撹拌状態

 

【焼入変形について】

・熱処理加工前の残留応力が大きいと生じやすい

・不均一な形状に生じやすい

・焼入加熱温度が高いほど生じやすい

・焼入性が良い材料ほどを生じやすい

技能検定金属熱処理過去問

 

【熱処理加工において生じる加炭】

雰囲気炉で亜共析鋼を加熱すると生じる

 

【(JIS)鋼の脱炭層深さ測定方法3つ】

・顕微鏡による測定方法

・硬さ試験による測定方法

・炭素濃度による測定方法

 

まとめ(金属熱処理2級(一般熱処理))

技能検定金属熱処理過去問

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』は

過去問の答えを丸暗記すれば合格できます。

 

しかし、それでは何の役にも立ちません。

 

この記事で紹介した内容をしっかり知識として身に付けて

現場で使えるようにしておきましょう。

 

金属熱処理2級(一般熱処理)に合格した私が

数時間かけて調べた内容をまとめてありますので

この記事を使って勉強すれば

あなたの勉強時間をかなり短縮できるはずです。

 

ぜひ参考にして頂き、

技能検定の勉強に役立てて下さい(^^♪

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