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技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【用語解説】その2

技能検定金属熱処理過去問

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【用語解説】その2

技能検定金属熱処理過去問

この記事では、

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』の学科で出題される

『専門用語』を分かりやすく簡潔にまとめました。

 

私が『金属熱処理2級(一般熱処理)』の勉強を始めた時に

意味がよく分からなくて

苦労して調べた内容を厳選してまとめてあります。

 

『金属熱処理2級(一般熱処理)』に合格した私が

数時間かけて調べた内容を

簡潔にまとめてありますので

この記事を読めば

あなたの勉強時間を

かなり短縮できるはずです(^^♪

 

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』は、

過去問を丸暗記して合格することもできますが、

それでは実作業では役に立ちません。

 

意味をしっかりと理解しておくことで、

本当に現場で使える知識・技能となっていくのです。

 

 

金属熱処理2級(一般熱処理)に合格する為に使った参考書

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』の

過去問題の解答には、〇✕しか書かれていないので、

なぜそうなるのか?

どういう意味なのか?

を教科書や参考書を使い自分で調べていく必要があります。

この作業に時間がかかるので、丸暗記になりがちなのです…

 

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』の

過去問を丸暗記して合格しても

仕事に活かすことができませんので

しっかりと勉強しましょう(^^)

 

【用語解説】その2『金属熱処理2級(一般熱処理)』

 

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』に出題される

専門用語、過去問の内容を正しく解説します。

 

【鋳造】

材料(主に鉄、アルミ、銅、真鍮)を高温で熱して液体にした後、型に流し込み、冷やして目的の形状に固める加工方法。

技能検定金属熱処理過去問

 

【鋳物】

鋳造でできた製品のこと。

技能検定金属熱処理過去問

 

【S10C〜S25C】

低炭素系の為、焼入焼戻しのメリットが得られない。

焼ならしを行って使用する。

技能検定金属熱処理過去問

 

【大気汚染防止法】

ばい煙発生施設の中に、熱処理炉は含まれている。

技能検定金属熱処理過去問

 

【ベイナイト】

鋼をオーステンパ処理して得られる顕微鏡組織。

技能検定金属熱処理過去問

 

【吸熱型ガス変成炉】

Ni(ニッケル)触媒が使用される。

技能検定金属熱処理過去問

 

【鋼の焼割れ】

鋼の焼割れは、変態応力によって生じる。

技能検定金属熱処理過去問

 

【焼むら】

焼入冷却水に気泡が発生すると、焼むらの原因になる。

 

【JIS鉄鋼の焼入焼戻加工】

油槽の使用温度許容差は、目的温度±20℃である。

 

【高温焼戻ぜい性】

・500℃前後の加熱(焼戻し時)で現れる。

・ぜい化温度範囲に2〜3時間さらされた場合に生じる。

ニッケル・クロム鋼などのある種の低合金鋼では、500℃付近で焼戻ししたり、600℃以上で焼戻し徐冷すると脆化する。この現象を高温焼戻し脆性という。

 

【Ac3】

Ac3とは、亜共析鋼を加熱する場合、フェライトからオーステナイトへの変態が完了する温度を示す記号。

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【初析セメンタイトの生成条件】

過共析鋼においては、オーステナイトの組織から徐冷すると、オーステナイトの結晶粒界に初析セメンタイトが析出する。

初析セメンタイトとは、過共析鋼を高温から冷却する際に、共析変態に先立ってオーステナイトから析出するセメンタイトをいう。

 

【Ar】

マルテンサイト変態が開始する温度。
(Ms点とも呼ばれる)

焼入れ冷却中にマルテンサイトが生成し始める温度(=鋼が硬化し始める温度)をエムエス(Ms)点、マルテンサイト変態が終了する温度はエムエフ(Mf)点といいます。

技能検定金属熱処理過去問

 

【焼入性を著しく向上させる元素】

Cr、Mo、Mn、Si、Ni

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【炭素工具鋼の球状化焼なまし】

[特徴]

炭化物を球状化させて、焼なまし硬さをより低くし、加工性などをよくする焼なましで、一般的には、完全焼なましよりも、硬さが低くなります。

 

・焼入れの前処理として行う

・炭化物を球状化してフェライト地に分散する

・被削性を改善する

・加熱温度730℃

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【S35Cの焼ならし条件】

840℃〜890℃で空冷

 

【応力除去焼なましの目的】

「鍛造」「鋳造」「機械加工」「溶接」などで生じた残留内部応力を除去すること。

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【加熱装置の熱源に関する記述】

・熱処理の熱源には「液体燃料」「気体燃料」「電気」がある。

・エネルギーコストは、「液体燃料」より「電気」の方が高い。

・電気加熱は、燃料加熱に比べて温度制御がしやすい。

 

【リムド鋼の特徴】

・キルド鋼よりも、偏析が多い

・キルド鋼よりも、介在物が多い

・キルド鋼よりも、脱酸の程度が少ない

・溶接による熱影響部の結晶粒が粗大化しやすい

 

【炭素工具鋼の特徴】

・SK60よりもSK95のほうが炭素量が多い

・合金工具鋼に比べて焼入性が悪い

・キルド鋼である

・焼戻軟化抵抗が小さい

 

【硬さ試験】

【ショア】

反発硬さを測定するもの

【ロックウェル、ブリネル、ビッカース】

押し込み硬さを測定するもの

 

【硬さの単位】

HB…ブリネル

HR…ロックウェル

HV…ビッカース

HS…ショア

※簡単な覚え方

2番目のアルファベットが

硬さ試験の名前になっています。

そこで判断しましょう。

 

【鋼の結晶粒度の顕微鏡試験方法】

・フェライト又はオーステナイトの結晶粒度を測定するための試験方法

・負数(マイナス)を示す粒度番号がある

・細粒鋼と粗粒鋼の区分がある

・粒度番号の大きい物ほど単位面積に占める結晶粒の数は大きい

 

まとめ『金属熱処理2級(一般熱処理)』

技能検定金属熱処理過去問

技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』は

過去問の答えを丸暗記すれば合格できます。

しかし、それでは何の役にも立ちません。

 

この記事で紹介した内容をしっかり知識として身に付けて

現場で使えるようにしておきましょう。

 

金属熱処理2級(一般熱処理)に合格した私が

数時間かけて調べた内容をまとめてありますので

この記事を使って勉強すれば

あなたの勉強時間をかなり短縮できるはずです。

 

ぜひ参考にして頂き、

技能検定の勉強に役立てて下さい(^^♪

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