- 技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【平成29年度学科】
- 私が金属熱処理2級(一般熱処理)に合格する為に使った参考書
- 【平成29年度】金属熱処理2級(一般熱処理)
- 【Acm線】
- 【初析セメンタイト】
- 【等温変態線図】
- 【連続冷却線図】
- 【焼入性向上】
- 【機械構造用炭素鋼の焼ならし】
- 【ショットブラストのショット粒径】
- 【熱電対】
- 【サルファプリント試験】
- 【放射線透過試験法】
- 【鋳造品の欠陥】
- 【機械製図の中心線】
- 【ばい煙】
- 【SUS420J2】
- 【ステンレス鋼】
- 【時間焼入の目的】
- 【中断焼入法】
- 【脱炭性雰囲気】
- 【吸熱型変成ガス】
- 【表面の酸化スケール】
- 【有効加熱帯】
- 【有効加熱帯を試験】
- 【脱炭層深さ】
- 【高温焼戻ぜい性】
- 【火花試験】
- 【鋼の質量効果】
- 【機械構造用炭素鋼の完全焼なまし】
- 【マルテンパ(マルクエンチ)】
- 【冷却剤】
- 【防錆】
- 【最も精度の高い温度自動制御方式】
- 【偏析】
- 【金属材料の衝撃試験】
- 【顕微鏡組織試験】
- 【鋼の一端焼入方法】
- 【品質管理】
- 【球状黒鉛鋳鉄の焼入温度】
- 【不活性ガス】
- 【赤外線式ガス分析法】
- 【焼入冷却剤として蒸気膜段階のないもの】
- 【熱処理油の種類】
- 【焼入変形に及ぼす影響が少ない】
- 【燃焼組織】
- まとめ『金属熱処理2級(一般熱処理)』
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技能検定『金属熱処理2級(一般熱処理)』過去問解説まとめ【平成29年度学科】
この記事では、
金属熱処理2級(一般熱処理)で出題される問題の中で
私が重要だと感じた知識や、
意味がよ
苦労して調べた内容をまとめました。
金属熱処理2級(一般熱処理)に合格した私が
数時間かけて調べた内容をまとめてありますので
あなたの勉強時間を
かなり短縮できるはずです(^^♪
技能検定金属熱処理2級(一般熱処理)は、
過去問を丸暗記して合格することもできますが、
それでは実作業では役に立ちません。
意味をしっかりと理解しておくことで、
本当に現場で使える
知識・技能となっていくのです。
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私が金属熱処理2級(一般熱処理)に合格する為に使った参考書
過去問題の解答には、
〇✕しか書かれていないので、
を教科書、参考書を使い
自分で調べていく必要があります。
しかし、この作業に時間と手間がかかるので、
と、なりがちなのです…
その結果、試験の為の勉強となってしまい
実作業で知識を活かせていない人がほとんどなのです。
あなたはそうならないように、
しっかりと勉強しておきましょう。
【平成29年度】金属熱処理2級(一般熱処理)
金属熱処理2級(一般熱処理)問題の内容を正しく解説します。
【Acm線】
オーステナイトに対するセメンタイトの溶解度線。
【初析セメンタイト】
過共析鋼を高温から冷却するときに、オーステナイトから析出する。
【等温変態線図】
TTT図(IT図とも呼ぶ)
【連続冷却線図】
CCT線図
【焼入性向上】
Mn(マンガン)
Mo(モリブデン)
Ni(ニッケル)
Cr(クロム)
Si(ケイ素)
【機械構造用炭素鋼の焼ならし】
A3変態点より約40〜60℃高い温度に加熱して大気中で放冷する
【ショットブラストのショット粒径】
数字が大きい方が『大きく』
数字が小さいほうが『小さい』
【熱電対】
R熱電対 1000℃以上(200℃〜1400℃)
K熱電対 1000℃以下(-200℃〜1000℃)
【サルファプリント試験】
リムド鋼とキルド鋼を区分するために使われる
【放射線透過試験法】
鋳物の欠陥検出をする
【鋳造品の欠陥】
・ピンホール(気泡によってできる多数の細かい穴)
・ブローホール(金属内のガスによって生じた空洞)
【機械製図の中心線】
一点鎖線
【ばい煙】
・「燃料その他の物の燃焼」に伴い発生する硫黄酸化物
・「燃料その他の物の燃焼」または熱源としての電気の使用に伴い発生する「ばいじん」
・「物の燃焼、合成、分解、その他の処理」に伴い発生する物質のうち、「カドミウム、塩素、フッ化水素、鉛、その他の人の健康または生活環境に係る被害を生じる恐れがある物質」
【SUS420J2】
・マルテンサイト系ステンレス
・焼入焼戻が行われる
・マルテンサイト系以外のステンレス鋼は焼入れできない(炭素が少ない為)
【ステンレス鋼】
・鉄に約12%以上のCr(クロム)が含まれている金属
・酸化性雰囲気中で表面に緻密なクロム酸化物の被膜を生じ錆なくなる
・「400番台」磁性のある鋼
・「300番台」磁性のない鋼
【時間焼入の目的】
焼入ひずみ、焼割れ防止
【中断焼入法】
冷却剤中で急冷し、適当な時間保持したのち引き上げて、ゆっくり冷やす
【脱炭性雰囲気】
鋼材表面の炭素含有量が少なくなる加熱雰囲気のこと
【吸熱型変成ガス】
原料ガス(メタン、プロパン、ブタン、などの炭化水素系ガス)に適当量の空気を混合したもの
【表面の酸化スケール】
焼むら発生の原因となる
【有効加熱帯】
加熱炉内で、熱処理品を目的温度に加熱するときの保持温度を測定して、目的とする保持温度精度の許容値以内に保持できる領域(領域とは、炉の中の範囲)
【有効加熱帯を試験】
保持温度測定位置は、有効加熱体の寸法(炉の大きさ)により決まる。
【脱炭層深さ】
鋼を空気炉中、同じ温度で加熱した場合、加熱時間により脱炭層深さは変わる。
【高温焼戻ぜい性】
・500〜550℃あるいは600℃以上の焼戻温度で焼戻を行った場合に生じる。
・Mn、Cr、Niを含む構造用合金鋼に生じる(SCr440鋼など)
【火花試験】
砥石の円周速度を20m/sec以上で使用すること
【鋼の質量効果】
・質量及び断面寸法の大小で、焼入硬化層の深さが異なる度合いのこと
・質量効果が大きい鋼は、焼入性が悪い
・U曲線から質量効果を求められる
【機械構造用炭素鋼の完全焼なまし】
・焼なまし温度は、炭素の量によって変える必要がある
・鋼材の中心まで均熱する
・充分軟化させる目的で炉冷する
【マルテンパ(マルクエンチ)】
・Ms点付近の温度に保持した熱浴に焼入れる
・処理後は焼戻を行う
・ひずみ、焼割れ防止
・形状が複雑で肉厚不同の部品に適している
【冷却剤】
・空気は冷却能が最も小さい冷却剤
・水は水温が20℃より30℃の方が冷却能は小さい
・油は粘度が高くなれば冷却能は小さくなる
・水溶液冷却剤は、濃度や液温により冷却能が調整できる
【防錆】
・防錆剤塗布
・化成処理
・溶解めっき
・電気めっき
【最も精度の高い温度自動制御方式】
比例-積分-微分式
【偏析】
・溶鋼が凝固するときに生じる
・偏析の有無は顕微鏡による組織試験で確認できる
・「焼割れ、焼むら」の原因になる
・偏析とは、合金元素や不純物が不均一に偏在していること
【金属材料の衝撃試験】
・吸収エネルギーを調べる
・遷移温度を調べる
・脆性破面律を調べる
【顕微鏡組織試験】
・鋼中の「P(りん)」「S(硫黄)」「C(炭素)」の分布を調べられる
・完全焼なましした、炭素含有量を判定できる
・鋼表面の脱炭の有無を調べられる
・ステンレス鋼の固溶化熱処理が正しく行われたかどうか判断できる
【鋼の一端焼入方法】
ワークを加熱炉から取り出してから、焼入を開始するまでの時間はできるだけ短くし、5秒以内にしなければならない。
【品質管理】
・ロットとは1つの管理対象となる製品の集団
・規格限界とは製品、材料、検査などの規格範囲の限界
・正規分布とは、一番多い数を中心に離れるほど数が少なくなる左右対象の分布
・ヒストグラムとは、測定値のばらつきを棒グラフで表したもの
【球状黒鉛鋳鉄の焼入温度】
860℃〜900℃
【不活性ガス】
・いかなる条件のもとでも化学性を持たないガス(化学反応しないガス)
・Ar(アルゴン)、He(ヘリウム)
【赤外線式ガス分析法】
・CO2分析に用いる
・応答速度は露点より速い
・応答速度はO2センサより遅い
・自動制御可能
【焼入冷却剤として蒸気膜段階のないもの】
溶融塩
【熱処理油の種類】
1種、2種、3種に分類される
【焼入変形に及ぼす影響が少ない】
焼入加熱保持時間
【燃焼組織】
・結晶粒は粗大
・粒界が酸化や溶解した状態となる
・燃焼組織の材料は焼ならしを行っても回復できない
・1200℃以上の酸化雰囲気中で加熱すると生じやすい
まとめ『金属熱処理2級(一般熱処理)』
技能検定金属熱処理2級(一般熱処理)は
過去問の答えを
丸暗記すれば合格できます。
しかし、それでは何の役にも立ちません。
この記事で紹介した内容を
しっかり知識として身に付けて
現場で使えるようにしておきましょう。
金属熱処理2級(一般熱処理)に合格した私が
数時間かけて調べた内容を
簡潔にまとめましたので
あなたの勉強時間短縮に役立つはずです。
ぜひ参考にして頂き、
技能検定の勉強に役立てて下さい(^^♪
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